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経済学を疑え!

お金とは一体何なのか?学校で教えられる経済学にウソは無いのか?真実をとことん追求するブログです。

評価で主婦を支配しよう

前回の話の最後に、夫を尻に敷く専業主婦の話をしたよね」

「そうね。おこづかい制だったりすると、妻の方が夫を支配しちゃうこともあり得ると思うわ」

「今回は、どうすれば夫が尻に敷かれないですむのか、もっと言えば、どうすれば夫が妻を適切に支配できるかを考えよう」

「えー。夫が妻を支配というのは、ちょっと違和感あるなー。夫と妻は対等であるべきじゃない?」

「もちろんそういう考え方もあるだろうけどね。今回は、夫が妻を支配する方法を考えてみようよ」

「うーん、まぁいいけど。どうするの?」

「会社は社員を支配していると言えるよね。そのやり方が参考になるよ」

「ほう」

「そもそも、どうして社員は会社や上司に従うんだろうね?」

「そんなの当たり前でしょ。部下は上司の言うことに従うものよ」

「そうだねぇ。でも、すごく理不尽なことを命令されたりして、反発したくなることだってあるよね」

「そうね」

「そんな時でも、結局は上司の言うことに従うでしょ。それはなぜだろう」

「うーん、だって、お給料もらってるし……。従わなかったら評価が下がるかも知れないし、最悪クビになっちゃうかも……」

「そうだよね。大げさに言えば、言うことを聞かなきゃクビにするぞって脅されてるから従うんでしょ」

「うん……。まぁ、そう言えるかもね」

「これを夫婦関係に応用するなら、お金は夫が管理して、妻におこづかいをあげるようにするべきだろうね」

「そうねぇ……」

「そして、言うことを聞かなきゃおこづかいを減らすぞとか、無しにするぞとか言って脅迫すればいいでしょ」

「脅迫?夫婦の間で?」

「大げさに言えばだよ。会社だって社員を軽く脅迫してるでしょ」

「そうね……」

「この脅迫による強制によって、妻*1に文句を言わせずに最低限の仕事をさせることは出来るだろう」

「でも、そんな風に脅迫されて仕事するなんて嫌だわ」

「そうだよね。脅迫されて仕事をするとしても、それは本当に最低限の仕事だけを嫌々やるってことだ。それ以上のことは望めそうにない」

「ふーむ」

「たとえば、食事を作ってもらうにしても最低限のものじゃなくて、美味しいご飯を作ってもらいたいとするよね」

「……美味しいご飯、重要ね」

「会社で言うなら、社員に何らかの技術を習得してもらって、よりレベルの高いアウトプットを出して欲しいってことだ」

「ふむふむ」

「そうさせるために、会社は何をするだろうか」

「うーん、社員に教育を受けさせる?」

「そうだね。コストをかけて教育するのも手だ。夫婦で言えば、妻に料理教室に通わせるってとこだね」

「うんうん」

「でも、できればコストはあまりかけたくない。それに、ただ教育を受けさせるだけだと効果も低いだろう」

「ふむ。確かに、自分から料理を学びたくて学ぶのと、ただ行けって言われて教室に通うのじゃ、意気込みも変わってくるわね」

「そうでしょ。だから、社員が自分で技術を学びたいと思って、勝手に学んでくれるのが理想だ」

「うーん。社員の自主性にまかせるってこと?」

「そうじゃない。社員が自主的にやりたいと思うように仕向けるということだよ」

「そんなこと出来る?」

「出来るかどうかはともかく、会社としてはそういう風に仕向けたいよね」

「まあねぇ」

「そのために、会社は何をしているだろうか」

「社員が自主的に技術を学ぶように……。資格を取ったらお金をあげる制度とか?」

「それも方法の一つではあるね。でも、社員がお金のためだけに身につけたくもない技術を身につけるのでは意味がない」

「ふーむ」

「社員が頑張ったら会社はそれに対して報いる必要があるんだけど、お金で報いるのはあんまり上手い方法じゃないんだよね」

「じゃあどうやって報いるのよ」

「褒める」

「えっ?」

「単純に、良く頑張ったねって評価してあげればいいんだよ」

「それだけ?」

「それだけだよ。人は誰でも自分のやったことを評価して欲しがってるからね」

「うーん……」

「例えばマイが主婦だったとして、誰かから美味しい料理を教えてもらって、頑張って旦那さんのために作ったとするよね」

「うん」

「旦那さんがそれを食べても何も言わなかったらどう思う?」

「……もう二度と作らないわね」

「じゃあ、美味しいね、すごいね、頑張ったねって褒めてくれたらどう思う?」

「そりゃ、嬉しいわよ」

「また頑張って、他の料理も習って作ろうと思う?」

「そうね、喜んでくれるなら他の料理も作ってあげたくなるわ」

「じゃあ、美味しい料理を作ってくれたから千円あげようって言われたらどう?」

「千円(笑)微妙(笑)」

「二千円だったら?」

「うーん、千円でも二千円でも、嬉しくないわけじゃないけど……。お金が欲しくて頑張ったわけじゃないし……」

「また頑張って、他の料理も習って作ろうと思う?」

「うーん。まぁ、作るかもしれないけど……。なんて言うか、作ってあげたい!っていう気持ちじゃなくなっちゃう気がする」

「そうだよね。努力にお金で報いるとかえってモチベーションが下がってしまう場合があるんだ。評価とお金とを直結させるのは上手いやり方じゃないってことが分かるでしょ」

「たしかに……」

「会社の場合も同じことで、評価と賃金の上下を直接リンクさせてしまうと逆効果になってしまう場合がある。賃金を上下させたり昇格させるにしても、評価は参考程度にした方がいいだろうね」

「ふーむ……。ところで、私が旦那さんのために頑張って料理を作るのは、旦那さんのことが好きだからでしょ?会社の場合も、社員が会社を好きじゃないとさっきの話は成立しないんじゃない?」

「確かにその通り。社員が会社や上司を好きじゃないと始まらないよね」

「どうやって好きにさせるの?」

「方法はいろいろあるだろうね。極端な話、新入社員を合宿に連れて行って洗脳に近い形で愛社精神を叩き込む、なんてこともあるかも知れない」

「こわっ!」

「そこまでしないとしても、自分のことをちゃんと見てくれていて、ちゃんと評価してくれる会社や上司のことは、嫌いにはならないでしょ?」

「そうかもね」

「最初に会社に入った時は、少なからずその会社のことが好きだったはずだからね。その気持ちを育てるようにするだけでも大丈夫だと思うよ」

「なるほど」

「夫婦だってお互いに好きで結婚したんだから、その気持ちを育てるようにしていれば大丈夫だよ」

「そうね」

*1:もちろん社員も同様