はじめに
今回の記事では、今行われているワクチン大量接種キャンペーンの本当の意図を、私たちは知らないということを説明します。
ワクチン大量接種キャンペーンは、誰かの何らかの意図があって行われています。
意図が無いということはあり得ません。
その意図は、新型コロナ感染症という病気を防ぎ、感染拡大を押さえ込むことだと私たちは思っています。
本当にそうなのでしょうか?
たとえ話を使って考えてみましょう。
家畜に接種する場合
仮に、あなたが百頭の豚を飼っている農場主だとします。
そして、百頭全てにワクチンを接種しようとしているとしましょう。
その意図については、とりあえず置いておきます。
今流行っているらしい感染症を防ごうという意図なのかも知れませんし、あるいは上からの指示に従うだけなのかも知れません。
(後者の場合、意図を持っているのはあなたではなく“上”です)
とにかく、ワクチンを打とうとしています。
どうすれば良いでしょうか。
獣医に来てもらって、一頭ずつ打ってもらいますよね。
この時、接種を受ける豚に対しては何の説明もしません。
当人(豚)が訳も分からないうちに、強制的に打ってしまいます。
暴れるおそれがあるなら、あらかじめ押さえつけてから強制接種するでしょう。
したがって、豚たちはワクチン接種の意図など知る由もありません。
人間の子供に接種する場合
今度は、あなたは孤児百人を預かる施設の責任者です。
誰かのなんらかの意図により、百人の子供にワクチンを打とうとしています。
どうするでしょうか?
やはり医者に来てもらって順番に打ってもらうでしょう。
しかし子供とは言え人権を持った人間であり、豚とは違いますから、強制的に打つわけにはいきませんよね。
接種を受ける子供になんらかの説明をして、打つことを納得させるしかありません。*1
たとえば「お注射したらお菓子をあげるよ」とか「おもちゃをあげるよ」という具合に。
この時、どういう意図があってワクチンを打とうとしているにしろ、その本当の意図をわざわざ子供に対して説明しないでしょう。
したがってワクチンを打たれる側の子供達は、ワクチンを接種しようとする側の真の意図を知らないわけです。
意図とは異なることが説明される
子供達には、意図とは違うことが説明されています。
このことを少し一般化して言うなら、人が他者にある行動をさせたいと考えた時、その本当の意図とは異なることを説明して相手を動かそうとするということです。
たとえばある男性がある女性に肉体的魅力を感じて関係を持ちたいと考えた時、「あなたとヤリたいです。一回でもいいのでお願いします」という風に“真の意図”を説明することは無いでしょう。*2
そうではなく、この人と付き合っても良いなとその女性が思えるような説明を行いますよね。
「そこらの男より強い」だとか「金をたくさん稼いでいる」だとか。
あるいは「美味い店をたくさん知ってる」だとか「芸能界にコネを持っている」だとか。
とにかく、相手がその気になるような説明をいくつもするわけです。*3
そして、その説明はウソである可能性もあります。
先ほどの子供の例で、「おもちゃをあげる」と約束してワクチンを打った後、その約束を反故にしても構わないでしょう。
ただし、以下のような条件に当てはまる場合の話ですが。
- 相手からの信頼を失っても構わない場合*4
- ウソをついたことを上手くごまかせる場合
大人の人間に接種する場合
次に考えるのは、あなたが百人の村の村長だというケースです。
誰かのなんらかの意図によって、百人の村人にワクチンを打とうとしています。
どうするでしょう。
やはり医者を連れてきて順番に打ってもらうことに変わりありません。
村人に説明を行って、自ら打ちたいと思うように仕向けることも変わりません。
しかしこの場合、相手は子供ではないので「お菓子をあげるよ」と言うだけでは打つ気にならないでしょう。*5
以下のようなことを説明すれば、村人の多くは打つ気になってくれるはずです。
- とても恐ろしい感染症が流行している
- 有効な治療薬が無く、感染を防ぐにはワクチンを打つしかない
- ワクチンの有効性は非常に高く、かつ安全である
- 2回打てば終生免疫がつく(かも知れない)
- ワクチンを打てば仮に感染しても重症化や後遺症を防げる
- ワクチンを打てば老人などの脆弱な人々を守ることになる(=ワクチンを打たない者は思いやりが無い)
- 村民の7割が打てば集団免疫ができ、流行が終わる
- 3回打てば安く旅行に行ける
- ワクチンを打たなければ海外には行けない
- ワクチンを打てばお金がもらえる*6
- ワクチンを打たなければ職を失うことになる*7
特に2~7のような医学的なことは、医者の口から説明させるのが良いでしょう。
(村人達は医者を信用していますから、医者が語ればそれが科学的な事実であるかのように思わせることが出来ます。)
これらの説明は、村人を打つ気にさせるための“説明”であって、打とうとしている側の“真の意図”とは違うのです。
したがって接種を受ける村人達は、ワクチン接種を行う側の真の意図を知りません。
私たちは知らない
私が何を言いたいのか、すでにお分かりのことと思います。
今回のコロナ騒ぎの中で、私たちは前節で村人達が受けたのと同様の説明を繰り返し聞かされて、多くの人は自らワクチンを打つ気になったのです。*8
そしてこれらの“説明”は、“真の意図”とは違うのですから、私たちはワクチン接種事業の“真の意図”を知らないということです。
少なくとも、“真の意図”がおおやけに語られることはありません。*9
真の意図を知りたいと思った場合には、情報を集めて考えて、推測することしか出来ません。
良く言われているのは、人口を削減しようとする意図があるという話です。
この話の真偽は分かりませんが、そういう意図があったとしても不思議ではないでしょう。
ひとつだけ確かなことが言えるとしたら、製薬会社には「金を儲けたい」という意図があったということです。
製薬会社は営利企業であり、可能な限り利益を大きくしようとしますからね。
(製薬会社は営利企業であるということ、営利企業は利益を追求するということを、誰が否定できるでしょうか?)
「世界中の国々にワクチンを販売して金を儲けたい」という意図は、おおやけに語られることはありません。*10
その代わりに、世界中の人々の命を恐ろしい感染症から守るのだ、という“説明”がなされるのです。
説明にウソは無かったか
ワクチンを打つ気にさせるための“説明”と、ワクチン接種事業の“真の意図”とが違うということは、ご理解いただけたと思います。
しかし読者はこう言うでしょう。
「説明にウソが無いのなら特に問題ないのでは?」
それはその通りです。
私たちが聞かされた説明が全て本当のことであれば、その説明を聞いて打つことに決めても何の問題も無いでしょう。
つまり、新型コロナという非常に恐ろしい感染症が流行していて、防ぐにはワクチンを打つしかなく、ワクチンは非常に効果が高く、かつ非常に安全で、といった話が全て本当であれば、説明を聞いて打つことに決めても問題ありません。
でも、ウソがあったら大問題ですよね。
たとえば、本当は大した病気ではないのに「非常に恐ろしい病気だ」と説明されていたとしたら、ウソで恐怖を煽って解決策を売るという詐欺的なビジネスがなされたということです。
あるいは、本当は大した効果が無いワクチンなのに「非常に効果が高い」と説明されていたとしたら、これも詐欺的なビジネスです。
本当はワクチンによって死んだり重い病気になるリスクがあるのに「非常に安全性が高い」と説明されていたら大問題なのは当然でしょう。
ですから私たちは、“説明”にウソが無かったかどうかを慎重に検証する必要があるのです。
その際、「ウソだとしたら誰かが教えてくれるだろう」という風に受け身の姿勢でいてはいけません。
また、“説明”をした医師に対して「ウソだったの?」と聞くことも意味がありません。
“説明”をしたテレビなどのメディアが「ウソでした」と言ってくれることも期待できません。
私たち一人ひとりが情報を集めて考えるべきですし、少なくとも「説明はウソだったのでは?」と疑いの目を向ける必要があるのです。
数々の“説明”を盲信している人は、いつまで経ってもウソに気づけません。
どうやってごまかされるのか?
ワクチンが出来た当初、95%の効果があると私たちは説明されました。
当然、多くの人は「2回打てばほとんど感染しなくて済むんだな」と思ったはずです。
ところが3回、4回、5回と打つように言われ、何度も打ったのに感染する人が珍しくありません。*11
今では、「ワクチンは感染を防ぐものではないが、感染しても重症化が防げる」などと説明されています。*12
「ワクチンは始めから重症化予防が目的だった」などと言い出す人もいる始末です。
これは驚くべきことです。
まるで、ワクチンを打ったのに約束のおもちゃをもらえなかった子供が上手くごまかされて、「おもちゃは目的じゃなかった」と言い出したようなものでしょう。
どうしたらこのようなごまかしが可能なのでしょうか?
ごまかしの手法はいくつもあるのでしょうが、どうやら私たちは、少しずつ少しずつ説明がずらされていくと、説明が当初とはすっかり変わってしまっていることに気づけないようです。*13
*1:孤児なので親の承諾は必要ないという前提です。
*2:例外は、相手との関係性がすでに十分親密な場合です。何年も付き合っている相手なら「今日ヤリたい」と“真の意図”を説明することもあるでしょう。
*3:他の例は、様々な業種の営業社員です。彼らが顧客からの契約を勝ち取りたい時、契約してくれれば「我が社はこれだけの利益を得る」「私にはこれだけのボーナスが入る」という“真の意図”を正直に説明することはありません。顧客が契約する気になるような説明を並べ立てるのです。
*4:たとえば、今では救急医としての仕事をしていない医者だとか、小説を書いて稼いでいる医者は、医者としての信頼を失っても痛くないでしょう。
*5:村人には子供もいますが、その子供に打つには親を説得しなければなりません。
*6:アメリカのニューヨーク市で実際に、ワクチンを接種した市民に100ドル分のプリペイドカードなどがプレゼントされました。
*7:アメリカでは実際に良くあったことです。日本でも、医療や介護に従事している人が接種を拒否することは難しかったでしょう。
*8:「3回打てば安く旅行に行ける」という説明などは「打ったらおもちゃをあげる」という説明と本質的に同じですよね。さすがにこれだけで打つ気にはならないでしょうが、打つ理由の一つにはなったのです。
*9:そしてその“真の意図”を持っている主体(一番上の人あるいは組織)が何なのかも良く分からないのです。
*10:ただし、株主に対しては意図が率直に説明されます。「金を儲けたい」は株主の意図でもあるからです。
*11:一回も打ってないのに一回もかかってないという人の話もまた、珍しくありません。
*12:重症化予防も怪しくなってきて、ワクチンを打つと後遺症が防げるなどという説明も出てきました。
*13:あるいは、説明がウソだったことに気付きたくないという心理もあるのかも知れません。